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1部   心と体の健康とスポーツ
第2章   健康教育の充実のために
第3節   薬物乱用防止に関する指導充実
1   児童生徒の覚せい剤等の薬物乱用の状況


薬物乱用は、今日の重要な健康問題や社会問題となっている。未成年者の喫煙や飲酒は法律で禁止されているが、薬物の乱用は年齢にかかわらず法律で禁止されている。これは心身の健康のみならず人格の形成にも重大な影響を与え、加えて社会に及ぼす影響が大きいためである。

それにもかかわらず、近年、児童生徒の薬物乱用の実態は、極めて憂慮すべき状況にある。平成9年に覚せい剤事犯で検挙された少年は、中学生43人、高校生219人となっている。高校生の覚せい剤事犯検挙者数は、7,8年とも対前年比で倍増しており、9年は横ばいであったが、一方で、中学生の覚せい剤事犯検挙者数が9年は対前年比で倍増するなど、薬物乱用の低年齢化が進行している(1-2-8 )。


(Post Traumatic Stress Disorder -PTSD-)

非常に強い恐怖を伴う体験をした後に起こる精神的な混乱状態で、以下のような症状が特徴的である。

1) 怖い体験を思い起こし再体験する。
2) 不眠、おびえといった緊張状態の持続。
3) 頭痛、吐き気、目まいといった身体的症状を起こすこともある。

最近の事例に見られる特徴としては、駅前や繁華街で不良外国人に声を掛けられ入手するなど安易に入手できる状況の出現、ダイエットに効果がある等の誤った認識など薬物に対する認識の欠如などが指摘されている。

また、平成9年5月に文部省が実施した「児童生徒の覚せい剤等の薬物に関する意識等調査」では、

1) 学年が高いほど、薬物に対する知識や学習経験等は豊かである一方、薬物乱用に対する罪悪感や危機感は低いこと(1-2-9 )、
2) 薬物に関する情報源としては、テレビをはじめとするマスメディアの占める比率が高いが、中・高校生では学校の授業が高い比率を占め、学校で薬物の危険性・有害性の学習を希望する児童生徒も多いこと(1-2-10 1-2-11 )

などが明らかになった。

1-2-8 中・高校生覚せい剤事犯検挙者数及び未成年者の比率

1-2-9 薬物に対する考え方

1-2-10 薬物に関する学習経験の情報源

1-2-11 薬物の有害性・危険性を学習することを希望する場所


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