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2部   文教施策の動向と展開
第2章   生涯学習社会の構築を目指して
第3節   学習機会の拡充
3   新しいタイプの学校の整備



(1) 放送大学

放送大学は、テレビ・ラジオの放送を利用して、大学教育の機会を広く国民に提供することを目的とし、昭和60年4月から、関東地域の一部を対象に放送の実施と学生の受入れを開始した。平成7年度第1学期には、約6万人の学生が学んでおり、7年3月までに6,679人の卒業生を送り出している。

放送大学は、入学試験を実施しておらず、また、多様な学習ニーズに対応できるよう、卒業を目指す全科履修生のほか、希望する科目のみを履修する選科履修生(1年間在学)、科目履修生(1学期間在学)、特定の事項を研究する研究生などの種別を設けている。

現在の放送対象地域は関東地域の一部に限定されているが、生涯学習の中核的機関として、国民の高度化・多様化する全国的な生涯学習ニーズに対応し、教育の機会均等を確保するため、放送衛星3号後継機を利用した、放送大学の全国化(対象地域の全国への拡大)の準備を推進することとしている。このため、各都道府県への 地域学習センター 【用語解説】の整備を行っている。


(2) 単位制高等学校

単位制高等学校は、誰でもいつでも高等学校教育を受けられるよう、単位制のみによる履修形態とした高等学校であり、多様な学習歴や生活環境を持つ学習者に対して、広く高等学校教育の機会を提供するものである。

単位制高等学校は、学年による教育課程の区分を設けないこととするとともに、入学・卒業時期に関する特例や多様な科目の開設と複数時間帯の授業実施などの特色を持っている。平成7年度現在、42都道府県に75校の国公立単位制高等学校が、7都府県に12校の私立単位制高等学校が設置されている。


(3) 専修学校

専修学校は、社会の要請に即応した実践的な職業教育、専門的な技術教育等を行う教育機関であり、入学資格の違いにより、専門課程(高等学校卒業程度対象)、高等課程(中学校卒業程度対象)及び一般課程(限定なし)の三つの種類に分かれる。平成7年5月現在、学校数3,476校、生徒数81万3,342人に達している。

文部省では、特色ある専修学校教育の振興を図るため、種々の施策を行ってきているが、平成6年3月の「専修学校教育の充実・振興に関する調査研究協力者会議」の報告を受けて、同年6月、専修学校設置基準を改正した。これにより、専修学校が多様な学習ニーズにより適切に対応できるようにするとともに、専修学校への社会人・職業人の受入れの促進に資することとしている。

さらに、文部省においては、平成7年度から、専修学校への社会人の受入れの一層の促進を図るとともに、企業や職業人のニーズに適切にこたえるために、専修学校における職業人等の再教育に関する調査研究事業を開始した。


<地域学習センター>

地域学習センターは、現在関東地域に限られている放送授業の視聴範囲を、放送衛星を利用して全国に拡大するための条件整備の一環として設けられている(平成7年度現在26か所)。全国放送開始までの間、地域学習センターでは、放送授業を収録したビデオ等を利用し、広く大学教育の機会を提供し、生涯学習に対する要望にこたえている。


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