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2部   文教施策の動向と展開
第11章  第11章文教施設の整備充実
第2節  文教施設の整備充実のための方策
5  文教施設の情報化の推進



(1) 情報化の現状と課題

科学技術の高度化を背景として,コンピュータ,高度情報通信網,通信衛星・放送衛星等の多様な情報手段が急速に発達し,社会の様々な分野に導入されてきている。このような情報化の進展に対応し,学校や社会教育施設等の文教施設においては,様々な情報手段を有効に活用できる情報環境の整備が進められている。

これらの情報手段を文教施設に導入する場合考慮しなければならないことは,第一に各種活動の活性化のために適切かつ柔軟に活用できるシステムを構築すること,第二に学習情報の提供を始めとする各種情報の発信機能を構築すること,第三に情報通信ネットワークを構築し遠隔地や海外との交流を行うこと,第四に様々な人々が利用できるよう地域開放を行うこと等についてである。

現在,学校教育においては,平成元年3月に学習指導要領が改訂され,小・中・高等学校を通じ教科等の学習指導に当たつてコンピュータ等の教育機器を活用することが示されている。特に中学校では技術・家庭に新たな領域として設けられた「情報基礎」が,平成5年度から実施されており,情報化に対応した施設の整備が進められている。

コンピュータ等の情報機器の整備について,小・中・高等学校等では,単体で導入されている場合が多く,大学等では,主として学内情報ネットワークや大学問の学術情報ネットワークが構築されている。このように,情報化の進展に関しては,各施設の特性に応じた適切な施設整備を行うことが重要である。


(2) 情報化の推進方策

文部省では,文教施設における情報化に対応した施設環境づくりを推進するため,次のような施策を実施している。

1) 小・中・高等学校における情報機器の導入に対応するコンピュータ学習スペースの計画・設計のため,平成2年7月に「コンピュータ学習スペース設計資料」を作成し,その普及・啓発に努めている。
2) 情報環境整備の一環として,学校用家具は非常に重要であることから,コンピュータの導入に伴い整備する家具に関する留意事項をまとめた「コンピュータ学習用家具の手引」を平成3年7月に作成し,各都道府県教育委員会等に通知し,情報教育の適切な環境の整備を推進している。
3) 大学における情報化を考慮した施設づくりを推進するために,情報通信システムや情報化に対応したキャンパス計画の考え方をまとめた「情報化の基本的考え方」を策定するなど,国立大学等において情報通信ネットワークを利用した教育・研究の場としてのインテリジェントキャンパスづくりを推進している。
4) 大学病院においては,近年の医療の高度化や患者の増加等の状況の中で円滑に治療や診療を行い患者に快適な環境をつくるため,情報通信システムを含めた病院全体の管理システムにおける情報化の導入が急務となっている。このため文部省では,積極的に大学病院の情報化を図ることにより,高度医療の実現と診療における待ち時間を少なくするなどの患者サービスを考慮した快適で高度な大学病院づくりを推進している。
5) 公立学校において,コンピュータ教室等情報化対応スペースの整備事業や余裕教室等をコンピュータ教室へ改造する大規模改造事業についても補助を行っている。
6) 私立の高等学校(普通科),中学校及び小学校において,普通教室等をコンピュータ教室に改造する場合,その工事及び教育用コンピュータの購入に要する経費に対し,補助を行っている。
コンピュータ教室


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