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2部   文教施策の動向と展開
第10章  第10章情報化の進展と教育の対応
第4節  情報技術者の養成
2  高等教育における情報技術者の養成


高等教育に対しては,情報化社会を支える高度の情報技術者,研究者の養成が期待されている。

ソフトウェア技術者について一時指摘された大幅な人材不足は緩和され,最近では,プログラマーなどの基礎的な技術者はかなり充足されてきている。その一方で,システム全体の統括や基本設計部分を担当するなどの質の高い高度の技術者が依然として不足していることが指摘されており,情報技術者の養成については,上級の技術者の養成,情報処理教育の質的充実に重点を置くとともに,現職技術者を対象とした教育(リフレッシュ教育)を推進することが重要となっている。

高度の技術者の養成のためには大学院の整備が必要であり,それは同時に,研究者,教育者の養成を通じて,情報処理教育の質的充実にもつながっていくものである。平成5年度においても,東北大学情報科学研究科を新設するとともに,大阪大学工学研究科に情報システム学専攻を設置するなど合わせてIIの情報関係の専攻を設置した。

また,情報処理に関する教育内容の改善のため,(社)情報処理学会の協力を得て,情報処理教育のカリキュラムについての調査研究を進めており,その成果は各大学等におけるカリキュラムの編成,実施のための参考として提供している。

2-10-3  情報専門学科を有する学校数等の推移

さらに,情報処理教育を担当する教員の資質向上のため,特に一般情報処理教育担当教員を対象とした情報処理教育研究集会や高等専門学校の教員を対象とした講習会を開催するとともに,内地研究員の派遣(平成4年度より民間企業への派遣も可能とした。)を行っている。

リフレッシュ教育の中でも,特に情報分野は需要が大きく,先端科学技術大学院大学(北陸,奈良),電気通信大学大学院情報システム学研究科を設置するなど,積極的に対応している(リフレッシュ教育については2部第4章第2節3参照 )。

大学学部や高等専門学校における情報関係学科も引き続き整備を図っている。公私立大学でも,コンピュータ理工学部を持つ会津大学が設置されるなど,平成5年度には,2大学,3学部,12学科が新設されている。また,短期大学,専修学校(専門課程)でも情報関係の学科の設置が増えており,高等教育全体で情報を専門とする学科,入学定員は2-10-3 のとおりとなっている。


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