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2部   文教施策の動向と展開
第6章  学術研究の振興
第8節  学術の国際交流の推進
5  日本学術振興会を通じた学術交流



(1) 一般的国際交流
1) 外国人特別研究員制度

外国人若手研究者に対し,我が国の適切な研究指導者の下で研究に従事する機会を提供し,これら諸国の研究者養成に貢献するとともに,我が国の研究者,特に若手研究者に学術的な刺激を与え,我が国の学術研究の発展に資することを目的としたものである。


2) 海外特別研究員制度

思考・発想の柔軟な若手研究者の交流拡大は研究者の独創性を養う上でも極めて有意義であるとの考えから,我が国の若手研究者を長期間海外の研究機関に派遣するものである。


3) 外国人招へい研究者制度

我が国の研究者との討議,意見交換,講演のために著名研究者を短期間招へいしたり,特定課題についての共同研究を行うことを目的として長期間研究者を招へいするものである。


(2) 二国間学術交流事業

外国の学術関係アカデミーや学術研究会議などの機関と直接締結している覚書あるいは日本政府と外国政府との間の協定や合意文書等に基づいて,特定国との間で三国間学術交流事業を実施し,研究者交流,共同研究,セミナーなどを展開している。

従来から行われている日米科学協力事業,日仏科学協力事業や日独科学協力事業などに加え,平成5年度から英国との間で,先進的な研究課題を対象にした共同研究やセミナーを内容とする「アドパンスト・リサーチ(先進研究)国際協力事業」を開始した。


(3) 海外研究連絡センター

海外研究連絡センターは,ナイロビ(ケニア),カイロ(エジプト)バンコク(タイ),サンパウロ(ブラジル),ワシントン(米国)及びボン(ドイツ)の6か所に設置されている。センターでは,派遣された研究者自らが研究調査を実施するとともに,現地の関係機関との連絡を図り,研究上の情報を収集,あわせて当該国研究者,研究機関に対し,我が国の学術研究動向や学術情報の提供等の活動を行っている。


(4) 開発途上国との学術交流事業
1) 拠点大学方式による交流

特定の研究分野ごとに相手国と日本側にそれぞれ交流の中核となる拠点大学を設け,その他の大学の協力を得て,共同研究やセミナーなど組織的な学術交流を行っている。これまで,タイ,インドネシア,フィリピン,シンガポール,マレーシアの5か国との間で交流を実施してきたが,平成5年度は対象国をアセアン諸国以外に広げ,中国と工学分野の交流を開始する。さらに,拠点大学交流方式等による学術交流の実績を踏まえ,インドネシアにおける熱帯病に関する大型共同研究の促進及び相手国の若手研究者の養成にも協力する「大型共同研究方式事業」も実施している。


2) 論文博士号取得希望者への援助

インドネシア,マレーシア,フィリピン,シンガポール,タイ,中国,韓国及びインドの若手研究者で,我が国の論文博士号制度を活用して博士号の取得を希望する者に対する援助事業である。本国における現職を維持したまま博士号を取得することが可能であり,各国の希望者は年々増加している。平成4年度末までに既に143名の論文博士が誕生している。


3) アジア学術セミナー

アジア地域の研究者に研究発表・討論及び最新学術情報の交流の場を提供することにより,アジア地域の研究者養成及び研究水準の向上に資する。


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