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2部   文教施策の動向と展開
第4章  高等教育の改善・充実
第2節  高等教育改革の推進
3  リフレッシュ教育の推進



(1) 意味と必要性

近年における技術革新の進展や産業構造の変化に伴い,職業人が大学院など高等教育機関において継続的に教育(リフレッシュ教育)を受け,生涯にわたり最新かつ高度の知識・技術を修得することが重要となっている。また,リフレッシュ教育を推進することは,生涯学習機関としての役割を期待されている大学等の社会的責務であるとともに,教育研究の多様化・活性化を図り,高等教育改革を推進していく上でも重要な課題となっている。


(2) 制度の弾力化と大学における取組

文部省では,高等教育改革の大きな柱の一つとして,大学院等への職業人の受入れを拡充するため,大学審議会の答申を踏まえ,履修形態,入学資格,修業年限等の制度の弾力化を積極的に進めている。社会人特別選抜入試を実施したり,夜間大学院,昼夜開講制等の制度を活用してリフレッシュ教育に取り組む大学も年々着実に増えてきている。


(3) リフレッシュ教育のための施策の推進

文部省では,平成2〜3年度に調査研究会を発足させてリフレッシュ教育の推進方策を検討し,平成4年3月に報告書「リフレッシュ教育の推進のために」を取りまとめた。この報告に基づき,省内にリフレッシュ教育企画官を設置し,以下のような種々の施策を積極的に進めている。


1) 大学等と産業界との連携・協力の促進

リフレッシュ教育に関して,大学等と産業界の関係者が意見交換,情報交換を行うため,「リフレッシュ教育推進協議会」や「リフレッシュ教育フォーラム」などを全国レベル・地域レベルで開催し,大学等と産業界とが相互の理解を深める機会を設けている。


2) 情報提供体制の整備

リフレッシュ教育についてのパンフレットを作成し,リフレッシュ教育の広報,普及に努めている。また,各大学等における職業人の受入れ情報を職業人,産業界に提供するとともに,企業から大学等への職業人の派遣状況や要望についても調査し,大学等に提供している。


3) 大学等における教育内容の改善

(社)日本工業教育協会に委嘱して,産業界,職業人のニーズを踏まえたリフレッシュ教育の内容・方法の在り方について調査研究を行っており,研究成果は参考資料として大学等に提供している。


4) 新しいメディアの活用

衛星通信を利用して大学等から企業へ遠隔講義を行うなど,新しいメディアを活用したリフレッシュ教育の将来的な可能性について,放送教育開発センターの協力も得ながら,研究を進めている。


5) リフレッシュ教育への産業界の支援

平成2年に(社)経済団体連合会が中心となって,社会人技術者のリフレッシュ教育事業を実施する大学,高等専門学校に対して助成を行う「先端技術者育成トラスト」が創設されており,平成4年度までに7大学,2高等専門学校が助成を受けている。


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