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2部   文教施策の動向と展開
第3章  初等中等教育の改善・充実
第11節  教員の資質能力の向上等
3  学校の管理運営の改善



(1) 学校の管理運営の改善

教員が創意工夫をこらして教育指導に携わり,校内暴力やいじめ等の生徒指導上の課題に適切に対処していくためには,学校において,教育の場としてふさわしい基本的な秩序が確立され,調和のとれた学校運営が円滑に行われるような教職貝の組織が整えられていることが必要である。

そのため,学校においては,校長のリーダーシップの下に,全教職員が一致協力する体制を確立するとともに,主任等の校務分掌組織の適切な整備,教職員の服務規律の確立,職員会議の適正な運営,父母・地域住民の意向等の適切な把握など,学校の管理運営の改善に努めることが重要である。


(2) 若手教員の校長・教頭への登用

校長は,学校段階における最終的な責任者であり,学校運営上必要な事柄は,校長の権限と責任において処理されなければならない。したがって,校長が十分なリーダーシップを発揮して学校運営に当たることが重要である。

また,教頭は校長を補佐し,校務全般を整理する立場にあり,校長がリーダーシップを発揮して適切な学校運営を行っていく上で,教頭の積極的な協力を欠くことはできない。

このような重要な役割を持つ校長・教頭には,指導力があり,管理職として真にふさわしい人材を得ることが必要であり,特に優秀な若手教員の管理職登用を図る必要がある。校長の登用年齢はここ数年横ばいとなっているが,40代前半の教頭が増えるなど徐々に登用年齢が若くなる傾向にある( 2-3-9 )。

また,校長が十分なリーダーシップを発揮できるよう,校長の同―校在職期間の長期化を図る必要がある。

これらについては,臨時教育審議会第二次答申や平成3年4月の中央教育審議会答申においても指摘されており,文部省としては,各教育委員会において中長期的視点に立った教職員の人事計画を樹立し,若手教貝の管理職登用の促進や校長の同一校在職期間の長期化を図るよう指導している。


(3) 教員の心の健康等についての対策

近年,教員の心の健康の問題や適格性を欠く教員への対応が重要な課題となっている。教員は日常的に児童生徒と直接接する立場にあるので,その心の健康状態等は,児童生徒の教育に大きな影響を与えることになる。

このため,文部省では,平成3年度から「教員の心の健康等に関する調査研究」を実施し,平成5年6月「教員の心の健康等に関する問題について(審議のまとめ)」を取りまとめた。この審議のまとめでは,教員の心の健康等の問題に対して学校や教育委員会において取り組むべき基本的な方策が示されている。

2-3-9  校長,教頭の年齢別登用状況の推移


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