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2部   文教施策の動向と展開
第3章  初等中等教育の改善・充実
第4節  生徒指導・進蕗指導の充実
4  児童生徒の学習塾通いの問題



(1) 学習塾通いの現状

いわゆる「進学塾」に見られる過度の学習塾通いについては,子どもたちにとって発達段階にふさわしい遊びや生活体験を通じて得られる豊かな人間形成の機会や場を制約することなどにより,好ましい成長発達に悪影響を及ぼしている面がある。

このため,文部省では,児童生徒の学習塾通い等の実態を明らかにするため,学習塾に関する調査研究を行っている。


(2) 入試問題の改善等による取組

過度の学習塾通いをもたらしている背景には,学歴偏重の社会的風潮,入学者選抜の在り方とそれに伴う受験競争の激化,子どもの教育に対する保護者の関心が知的な教育に偏りがちであることなど,社会や学校,家庭のそれぞれの要因が深くかかわっている。

したがって,文部省では,学校における学習指導や進路指導の充実,入学者選抜方法の改善等,この問題に対する総合的な取組の積極的な推進を教育委員会,学校等に求めてきた。

さらに,学習指導要領を逸脱した問題が入学試験に出題されていることが,過度の学習塾通いをもたらしている要因の一つであると考えられることから,一部の国,私立の中・高等学校の入試問題の分析を行っており,その結果を改善のための資料としている。平成5年度においては,平成4年度に引き続き入学試験におけるいわゆる良間づくりを積極的に支援していくという観点を踏まえて,都道府県教育委員会に委託して関係者協力の下に調査研究を進めることとしている。


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