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1部   文化の振興
第4章  文化は世界を結ぶ
第2節  芸術文化の交流・協力
1  国際的芸術文化活動の推進


近年の社会の急速な国際化に伴い,国際的な芸術文化交流も年々増加している。

文化の国際交流に関する各種の事業は,文化庁,外務省,国際交流基金,地方公共団体及び民間レベル等で活発に実施されているが,文化庁が行っている主な事業には次のようなものがある。


(1) 芸術家の国際交流の推進

文化庁では,芸術分野の国際的な活動を推進するため,芸術家や芸術団体の行う国際的な事業に対して,積極的な支援を行っている。

ポイント東京「テンペスト」イギリス公演(蜷川幸雄演出)

芸術家の交流については,各分野の芸術家を海外に派遣し,実地に研修させる「芸術家在外研修」を行っている。

また,舞台芸術の海外公演については,昭和63年度から,企業など民間の協力も得て,我が国の代表的舞台芸術公演を海外の著名フェスティバル等に参加させる芸術活動特別推進事業を行っているが,平成5年度はその拡充を図り,国際的な芸術活動の推進に努めている。

日米間においては,両国の舞台芸術の水準の向上と相互理解に資するため,我が国の現代舞台芸術をアメリカに派遣する日米舞台芸術交流事業を実施している。

さらに,アジア・太平洋地域諸国間との友好親善にも資するため,これらの国々の代表的な民族芸能団を招へいして芸術祭国際公演を開催している。


(2) 映画芸術の国際交流の推進

東京国立近代美術館フィルムセンターにおいて,国際シンポジウムを開催するとともに,散逸のおそれのあるアジア諸国の秀作映画フィルムの収集事業を実施するなど映画芸術の国際交流事業を行っている。


(3) 伝統的文化活動国際化事業

我が国の伝統に根ざし,国民的広がりを持った芸術文化活動に係る芸術文化団体の指導者等を海外で行われる国際大会等に派遣して実技指導等を実施することにより,国際的な普及活動を推進するとともに,我が国及び諸外国との文化交流の促進に資するため,平成4年度から「伝統的文化活動国際化事業」を実施している。

平成4年度には,オーストラリア(盆栽),アメリカ合衆国(囲碁),タイ(同),マレーシア(同)に派遣を行った。


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