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1部   文化の振興
第3章  文化財を守り,活かすために
第4節  文化財を守るための科学,技術
1  文化財保存科学の振興


文化財の保存等に資する基礎的研究を進めるため,文化庁の附属機関として東京,奈良に国立文化財研究所が設置されている。これは,考古学,建築史学,美術史学等の分野からの研究とともに,自然科学的な手法も取り入れて,文化財に関する学際的,複合領域的な研究を行うことを目的としている。


(1) 東京国立文化財研究所

東京国立文化財研究所は,美術,芸能,文化財の保存及び修復技術に関する科学的な調査研究とこれらの文化財の調査研究に関する情報資料の収集,保管,公表等を行っている。平成5年度には,新たに国際文化財保存修復協力室を設置し,海外の文化財保存に関する基礎研究,資料収集,整理を行うとともに,国際的な共同研究を実施している。

このほか,同研究所は,博物館・美術館等の保存担当学芸員研修を開催するとともに,文化財の保存技術に関する国際修復研修事業や在外日本古美術品保存修復事業等を行うなど,諸外国との国際交流を図り,文化財の保存修復研究の充実強化を図っている( 1部第4章第3節参照 )。


(2) 奈良国立文化財研究所

奈良国立文化財研究所には,建造物研究室,歴史研究室,平城宮跡発掘調査部,飛鳥藤原宮跡発掘調査部及び飛鳥資料館と埋蔵文化財センターが置かれ,不動産文化財の調査・保存・活用の研究等を行っている。

平成5年度より,平城宮跡の朱雀門の復元に着手するとともに,引き続き第一次大極殿院の復元のための調査研究を行っている。飛鳥資料館では,飛鳥地域の歴史的意義の普及・文化財の公開を行い,また,埋蔵文化財センターは,専門的・技術的指導助言及び地方公共団体担当職員の研修を行っている。

このほか,同研究所は,春・秋には公開講演会を実施し,また,発掘調査の成果などについては,随時現地説明会を行うとともに,南アジア仏教遺跡の保存整備に関する基礎的調査研究事業やロシアのパジリク文化古墳群に関する共同研究事業など,諸外国との国際交流を行い,文化財の保存修復研究の充実強化を図っている( 1部第4章第3節参照 )。


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