ここからサイトの主なメニューです
前(節)へ  次(節)へ
1部   文化の振興
第3章  文化財を守り,活かすために
第2節  文化財の保存と活用のこれから
1  文化財を取り巻く環境の変化と新たな課題への対応


昭和25年に制定された文化財保護法は,29年及び50年に,文化財を取り巻く環境の急激な変動に対応するため,前述のように制度全般にわたって改正され,以来,この制度の下に文化財保護行政が展開されてきている。

このような改正を経た現行の法制度は,国民に広く定着してきているが,その間,次のような文化財を取り巻く環境の変化が見られた。

1) 大規模な国土開発,生活様式の変化,農出漁村の過疎化・高齢化などの社会構造の変化による埋蔵文化財や歴史的建造物の損壊,伝統的な民俗芸能などの消滅
2) 国民の文化に対する志向の強まりの中で,地域の歴史的建造物や史跡・名勝・伝統的な芸能などに対する注目の高まりとこれらを活かしたまちづくり・むらおこしの要請の高まり
3) 我が国の国際社会における役割の増大の中で,日本文化紹介事業開催,海外流出日本古美術品や世界的文化遺産の保存・修復協力への期待の高まり

このような環境の変化の中で,文化庁においては,女化財保護に関する新たな課題に対応するため,今後における文化財の保護の在り方等に関し,中・長期的な観点から総合的かつ専門的な調査研究を行うこととし,平成4年4月に,文化財保護審議会の下に,文化財保護企画特別委員会を設置した。同委員会は,時代の変化や社会の新たな要請に適切に対応した文化財保護の在り方等に関し審議を重ね,平成5年4月,これまでの議論を整理し,審議経過報告を取りまとめ文化財保護審議会に報告した。


前(節)へ  次(節)へ

ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ