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1部   文化の振興
第2章  芸術文化の向上と普及のために
第6節  世界に広がる日本語教育
1  日本語学習熱の高まり


近年,我が国の国際的地位の高まりや諸外国との国際交流の進展により,外国語あるいは第二言語として日本語を学ぶ人々が増加している。

特に,海外の日本語学習者数は著しい増加傾向を示し,各国の日本語教育機関等において,平成2年の時点で約98万人が学習しており,10年前の約2.5倍となっている。さらに,テレビ・ラジオ講座等を通じての学習者を加えると,その数は200万人とも300万人とも言われている。

国内においても,留学生受入れ10万人計画の進展などに伴い,日本語の学習を希望する外国人の数が急増し,平成3年11月現在,約6万3,000人と10年前の約3倍となっている (図1-2-9)

また,日本語学習の目的も高等教育機関への留学や日本の文学,芸術,芸能等の研究のためのみではよなく,科学技術の分野における日本との共同研究,日本におけるビジネスへの参入や技術研修,あるいは日本企業への就職のためなど極めて多様化している。さらには,日本に定住するために日本語を学習している難民,我が国の社会や学校教育に適応できるように日本語を学んでいる在日外国人子女や日系南米人もいる。

1-2-9  国内における日本語学習者の推移

こうした状況は,日本語が日本人だけのものではなくなり,国際社会において通用する言語,いわゆる「国際語」として認められるプロセスであるとも考えられるが,日本語教育は,国語教育に比べ,対応が求められる課題が多い。

ある言語を学ぶことは,その言語の話されている国及びその文化への関心を深め,ひいては国民相互間の友好を深めることにつながるものであり,我が国としても,国内外の日本語学習者の増大や学習目的の多様化等に対応した日本語教育の一層の拡充を図る必要がある。

以下,文部省,文化庁及び関係機関等において実施している日本語教育に関する施策について説明する。


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