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1部   文化の振興
第1章  文化をより豊かにするために
第1節  文化振興への期待の高まりと文化政策
3  文化行政に求められている役割


文化活動は,―人―人の国民が,これを通じて創造性を発揮し,個性を伸ばし,自己の啓発を図ろうとする自発的,自主的営みであり,文化の享受もまた,国民自らに帰するものである。この意味で,文化活動の主体が国民自身にあることは言うまでもない。

文化行政の役割は,国民の自発的活動を刺激し,伸長させるとともに,国民すべてが文化を享受し得るための諸条件を整えることを基本に置きながら,個人や民間団体等の活動として限りがあるところを補うことによって,全体として文化の振興が図られるように施策を講じていくことにある。

文化を求める大きな時代の流れの中で,文化庁では,創設20周年に当たる昭和63年に「我が国の文化と文化行政」を取りまとめ,それまでの現状把握を行うとともに,文化振興の方向として,1)文化基盤の幅広い整備,2)芸術活動への奨励援助,3)国民の文化活動への参加と文化享受機会の拡充,4)文化財の保存と活用,5)国際文化交流の推進を示し,その後,これらの実現に向けて努力を傾注してきた。今後とも,前述のような文化行政の役割を前提としつつ,「文化発信社会」を目指し,諸施策の推進を図っていくことが求められている。


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