コラム

1.教育再生会議について

 教育再生会議は,平成18年10月10日の閣議決定により設置されました。本会議は,17名の有識者に加え,内閣総理大臣,内閣官房長官及び文部科学大臣により構成され,内閣総理大臣が開催するものです。
 教育再生会議は,平成18年10月18日に初会合を行い,以来,学校再生,規範意識・家族・地域教育再生,教育再生の三つの分科会を設置し,それぞれのテーマについて審議を深め,19年1月24日に第一次報告が取りまとめられました。
 第一次報告は,「社会総がかりで教育再生を−公教育再生の第一歩−」と題し,教育再生のための当面の取組として,初等中等教育分野を中心に,1「ゆとり教育」を見直し,学力を向上する,2学校を再生し,安心して学べる規律ある教室にする,3すべての子供に規範を教え,社会人としての基本を徹底する,4あらゆる手だてを総動員し,魅力的で尊敬できる先生を育てる,5保護者や地域の信頼に真に応える学校にする,6教育委員会の存り方そのものを抜本的に問い直す,7「社会総がかり」で子供の教育にあたる,の7項目の提言に加えて,4項目の緊急対応で構成されています(「第一次報告について」は参照:www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouiku/kettei/070124houkoku.html(※首相官邸ホームページへリンク)(第一次報告の概要については,参考資料「社会総がかりで教育再生を」参照)。
 教育再生会議は,第一次報告に引き続き,順次報告を取りまとめる予定ですが,幅広い観点から,教育再生のための抜本的な施策を検討することとしています。
 本報告の具体化に向けて,内閣総理大臣からの指示を踏まえ,中央教育審議会で更なる検討を行うなど,文部科学省を中心に政府全体で教育再生に取り組んでいきます。

▲教育再生会議(第1回会合)
(内閣広報室提供)

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