第12章 新たな時代の文教施設を目指して

第12章のポイント

 文教施設は,小・中学校や,図書館,スポーツ・文化施設などの地域のコミュニティの拠点となるものや,大学の施設などの優れた人材養成や学術研究の拠点となるものなど,文教施策を展開するための基盤として重要な役割を果たすものです。
 文部科学省では,社会の変化に適切に対応した文教施設を目指し,学校施設整備指針の策定や,地域の拠点としての学校施設の充実,文教施設のバリアフリー化やエコスクールの推進,屋外教育環境の充実,学校施設の木材活用など,快適で豊かな文教施設づくりを進めるとともに,学校施設の耐震化や,防犯対策,環境対策など,文教施設における安全・安心の確保に努めています。また,平成18年4月には,地方の裁量を高め,効率的な施設整備をすすめるため,「安全・安心な学校づくり交付金」制度を創設しました。さらに,「知の拠点」を目指した大学の施設マネジメントの推進など,未来を拓く教育研究環境の創造に努めています。