第7節 幼児期にふさわしい教育の推進

1.幼稚園教育の現状

 幼児期は,生涯にわたる人間形成の基礎を培う大切な時期です。幼稚園は,満3歳から小学校就学前までの幼児であれば,だれでも入園することができる学校です。幼児一人一人の発達に応じ,集団生活の中で,主体的な活動としての遊びを通じて総合的な指導を行う幼稚園は,我が国の幼児教育制度の根幹を成しています。
 文部科学省では,希望するすべての満3歳児から5歳児が就園できるように,幼稚園の整備や指導体制の充実に努めています。平成18年5月1日現在,全国で1万3,835園の幼稚園があり,約173万人の幼児が在園しています。また,全国の5歳児のうち,約6割が幼稚園に就園しています(図表2-2-30図表2-2-31)。

図表●2-2-30 幼稚園数及び幼稚園児数等

図表●2-2-31 幼稚園就園率の推移

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