第4節 社会教育の充実・活性化

2.人々の学習活動を支援する専門的職員の充実

(1)専門的職員の現状

 社会教育における専門的職員として,教育委員会に置かれている社会教育主事や,社会教育施設に置かれている公民館主事,司書,学芸員,社会教育指導員(市町村などに置かれている社会教育の各分野で直接指導に当たる指導員),社会教育関係団体の指導者などが挙げられます。
 特に,社会教育主事は,社会教育を行う者に専門的・技術的な指導・助言を行う職員であり,社会教育行政の企画・実施を通して住民の学習活動を支援する中心的な役割を担っています。
 このほかにもカルチャーセンターの職員など,民間においても様々な機会や場所で活躍している専門的職員も少なくありません。

(2)専門的職員の養成と研修

 文部科学省では,社会教育に関する実践的な研究をしている国立教育政策研究所社会教育実践研究センターと大学に委嘱して,社会教育主事の資格を付与するための講習を実施しています。このほか,同センターとの共催により,教育委員会事務局の行政職員や公民館,図書館などの社会教育施設の職員に対して,高度かつ専門的な研修を実施しています。

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