特集2 文化芸術立国の実現

特集2のポイント

 文化芸術は人々の創造性をはぐくみ,社会や経済に活力をもたらす源泉であり,我が国が活力に満ちあふれ,国民一人一人が真にゆとりと潤いを実感できる生活を実現するためには,文化芸術の果たす役割がますます重要となっています。
 文化庁ではこれまで,平成13年に成立した「文化芸術振興基本法」やそれに基づく「文化芸術の振興に関する基本的な方針」を踏まえ,文化芸術の振興に関する施策を総合的に推進してきましたが,平成19年2月には第2次基本方針が閣議決定されています。
 本章では,文化行政を取り巻く状況に触れながら,文化芸術振興に関する最近の取組や,第2次基本方針に示された重点的に取り組むべき事項,諸外国の文化行政などについて紹介します。