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刊行に寄せて

文部科学大臣 下村博文

 日本経済も、アベノミクスにより緩やかに回復しており、長く続いたデフレからの脱却への明るい兆しが見えつつあります。この成長軌道をより確かなものにしていくためには、経済成長の原動力、活力の源泉である科学技術イノベーションの果たす役割が重要です。これまで、我が国の科学技術は、個々の有能な研究者の絶えざる努力により、輝かしい成果を上げてきました。今後、科学技術イノベーション政策を強力に進め、「世界で最もイノベーションに適した国」を実現することが求められております。
 また、2020年には東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。大会の開催は、我が国発の科学技術イノベーションの成果を世界に発信していく絶好の機会です。世界に先駆けて社会的課題を解決し、豊かさと安全・安心を実感できる社会を世界に示してまいりたいと考えております。

 科学技術イノベーションを推進し、画期的な成果を創出していく担い手は人です。したがって、多様な人材が持てる才能を最大限発揮できるような環境を整備することが重要です。
 一方、昨今、研究不正が社会的に大きく取り上げられています。研究者の倫理観の醸成など、研究不正の防止に向けた取組を徹底し、科学に対する社会の信頼確保に努めることも必要です。
 本白書では、「可能性を最大限に引き出す人材システムの構築~『世界で最もイノベーションに適した国』へ~」と題して、科学技術イノベーションを担う人材の現状を概観するとともに、我が国の大学や公的研究機関等に求められる人材システムの方向性を示しています。

 我が国の最大の資源とも言われている「人材」を確保し、適材適所で活躍することができるようにするための取組は、今後、我が国が世界と伍(ご)していくための鍵となるものです。これらの取組について、今後も政府を挙げて全力で取り組んでまいる所存です。
 本白書が国民の皆様にとって、科学技術の振興に関する施策の現状を御理解いただく一助となるとともに、関係者の皆様にとって今後の取組の参考となれば幸いです。

平成26年6月

お問合せ先

科学技術・学術政策局科学技術・学術戦略官付(制度改革・調査担当)

(科学技術・学術政策局科学技術・学術戦略官付(制度改革・調査担当))

-- 登録:平成26年06月 --