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平成25年版 科学技術白書 刊行に寄せて

文部科学大臣 下村博文下村博文

 安倍政権が発足してから、約半年が経過いたしました。新政権では、金融政策・財政政策・成長戦略という三本の矢を掲げて、「強い日本」に向けて、大胆かつ迅速に改革が進んでおります。

 この三本の矢の一つである成長戦略の重要な柱がイノベーションであり、「世界で最もイノベーションに適した国」を創り上げることを目標に掲げています。イノベーション創出に当たっては、科学技術とイノベーションを一体的に推進し、その結果、もたらされる経済成長により我が国の競争力を強化することが重要です。2012年のノーベル生理学・医学賞を受賞された山中伸弥・京都大学教授のヒトiPS細胞樹立のような、優れた成果が次々に生み出されるよう、しっかりと取り組んでまいりたいと考えます。
 また、大学において、グローバル化に対応した教育環境づくりを進めること、イノベーション創出のための教育・研究環境づくりを進めること等の大学改革は、イノベーションの基盤となる科学技術を振興する上でも極めて重要であり、我が国が発展するために避けて通れない挑戦です。教育再生実行会議では、これらの課題を含めた大学教育等の在り方について精力的に議論を進め、第三次提言として取りまとめたところです。

 本白書では、「イノベーションの基盤となる科学技術」と題し、我が国の科学技術政策を取り巻く動向を概観し、科学技術活動の活性化、創造性や独創性が発揮できる研究開発に適した環境の整備、国際的な研究ネットワークの構築、イノベーション人材の育成の観点から、我が国の科学技術に関する課題を指摘し、我が国の科学技術政策の改革の方向性を示しています。特に、状況分析にあたっては、事例や諸外国との比較等を多用し、具体的に示すことを心がけました。

 「世界で最もイノベーションに適した国」の実現を目指して、イノベーションの実現を支える研究開発活動が世界で最も活発に行われるよう、全力で取り組んでまいる所存です。

 本白書が国民の皆様に科学技術の振興に関する施策の現状をご理解いただく一助になるとともに、関係者の皆様にとって今後の取組の参考になることを期待しております。

平成25年6月

お問合せ先

科学技術・学術政策局科学技術・学術戦略官付(調査・評価担当)

(科学技術・学術政策局科学技術・学術戦略官付(調査・評価担当))

-- 登録:平成25年06月 --