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刊行に寄せて

文部科学大臣(署名:平野 博文)

 平成23年3月11日に発生した東日本大震災から、一年三ヶ月余が経過いたしました。犠牲者や行方不明者は二万人近くにも及び、また、原発事故では、今なお多くの方々が避難を余儀なくされています。改めてこの大震災により亡くなられた方々に心から哀悼の意を表するとともに、すべての被災者の方々に心からお見舞い申し上げます。

 今般の大震災により、我々は、我が国が世界の中でも突出した自然災害リスクに直面していることを再認識しました。大震災を経験した我が国としては、自然災害のみならず、エネルギー問題、食料問題、サイバーテロや感染症といった様々なリスクや危機に対して、その影響や被害を未然にあるいは最小限に食い止め、迅速に回復し、さらに発展していくことができる「強くたくましい社会」を構築していく必要があります。
 今次白書では、「強くたくましい社会の構築に向けて~東日本大震災の教訓を踏まえて~」と題して、震災により顕在化した科学技術に関する様々な課題や教訓を明らかにし、「強くたくましい社会」の構築に向けた科学技術イノベーション政策の方向性について示しています。特に、今回の震災を踏まえて、あらゆる関係者が科学技術の在り方について真摯に見つめ直し、リスクに関する取組等、これまでに欠落していた視点をしっかりと省みた上で、人文・社会科学系も含めた多様な分野の知を結集して、社会が直面する諸問題の解決へ真に貢献する科学技術イノベーションの振興を国家戦略として強力に推進していかねばならないと考えております。

 震災を経た今もなお、多くの国民の皆様は、震災からの復興・再生と将来に向けた持続的成長を実現するための原動力として、科学技術に対して大きな期待を寄せています。政府としては、東日本大震災の教訓を肝に銘じ、社会の期待や要請に応える科学技術の振興に全力を尽くしてまいる所存です。
 本白書が、国民の皆様に科学技術の振興に関する施策の現状をご理解いただく一助となるとともに、皆様にとって今後の取組の参考になることを期待しております。

平成24年6月

お問合せ先

科学技術・学術政策局科学技術・学術戦略官付(調査・評価担当)

(科学技術・学術政策局科学技術・学術戦略官付(調査・評価担当))

-- 登録:平成24年06月 --