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刊行に寄せて

文部科学大臣 高木義明

 東日本大震災が発生してから、はや四か月が経過いたしました。改めてこの大震災によりお亡くなりになられました多くの方々とそのご遺族に深く哀悼の意を表しますとともに、被災地において、未だに厳しい避難生活を続けられている皆様方に対し、心からお見舞い申し上げます。政府としても一体となって被災者の支援に全力で取り組んでまいります。

 今般の震災は我が国社会にあらゆる側面で多大な影響を与えています。私たちは、科学技術が人々の生活に甚大な影響を与える現実を目の当たりにしました。こうした中、私たちは、今回の震災からの教訓や反省を導き出すとともに、震災からの復旧・復興の原動力となるのもまた科学技術であることに思いを致して、今後の科学技術の果たすべき役割について議論を深め、その役割を実際に果たしていかねばなりません。

 本白書では、「社会とともに創り進める科学技術」と題し、科学技術と社会との関係について取り上げています。両者の関係は緊密化し、国内外の様々な問題を解決するために科学技術が果たすべき役割も増大しています。こうした中、科学技術コミュニケーション活動の現状と課題について記すとともに、対話に基づく相互理解、そして政策形成過程への参画へと、社会と科学技術との新しい関係を築いていくための取組について、その現状と課題を示しています。この課題の重要性はかねてから論じられていましたが、理念や心構えに留まるものではなく、関係者が現実に行動を起こすべき具体的な課題であることをしっかりと胸に刻んで取り組みたいと考えます。

 現在、政府においては、東日本大震災の社会・経済への多大な影響を踏まえて、策定途上にあった第4期科学技術基本計画の再検討を進めています。引き続き、国民の皆様の理解と参画を得ながら、今後の科学技術政策の在り方を検討してまいります。

 本白書が、国民の皆様に科学技術の振興に関する施策の現状をご理解いただく一助となるとともに、関係者の皆様にとって今後の取組の参考になることを期待しております。

平成23年7月

お問合せ先

科学技術・学術政策局科学技術・学術戦略官付(調査・評価担当)

(科学技術・学術政策局科学技術・学術戦略官付(調査・評価担当))

-- 登録:平成23年07月 --