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刊行に寄せて

 文部科学大臣 川端達夫

 人類社会が抱える様々な課題を解決し、我々の安全な生活や経済成長を実現していく上で科学・技術は大きな役割を有しています。資源に乏しい我が国においては、今後の発展を支えるのは「人と知恵」であり、科学・技術力の強化は将来の成長に欠かせない課題です。世界的に見ても、欧米はもとよりアジア諸国も科学・技術に非常に力を入れており、我が国としても、より一層、科学・技術の発展に取り組んでいくことが必要です。

 政権交代以降、政府は、「ハード」から「ソフト・ヒューマン」という基本理念の下で、優れた人材を育成するための取組を強化しています。同時に、成長の原動力となるグリーン・イノベーション、ライフ・イノベーションを推進するための革新的技術の研究開発や、基礎研究の充実に取り組んでいます。また、科学・技術政策に係る透明性・効率性の確保などにも積極的に取り組んでいます。

 グローバル化が進み高度化・複雑化した社会においては、優れた人材が多様な場で連携しながら活躍することにより、新たな価値を創造していくことが求められています。大学、研究機関はもちろんのこと、社会総がかりで、そのような環境をつくり出すために積極的に取り組むことが必要とされています。今回の科学技術白書では、「価値創造人材が拓(ひら)く新たなフロンティア~日本再出発のための科学・技術の在り方~」と題して、人材の問題に主題を置きつつ、科学・技術の振興に関する主要事項について記述しました。

 現在、政府部内では、平成23年度から始まる第4期科学技術基本計画の策定など、重要な政策の検討が進められています。今後、国民の皆様の理解と参画を得ながら、科学・技術の振興により積極的に取り組んでまいります。本白書が、国民の皆様に科学・技術施策の現状をご理解いただく一助となるとともに、関係者の皆様にとって今後の取組の参考になることを期待しております。

平成22年6月

お問合せ先

科学技術・学術政策局調査調整課

(科学技術・学術政策局調査調整課)

-- 登録:平成22年06月 --