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刊行に寄せて

文部科学大臣 渡海紀三朗

 未曾有(みぞう)の少子高齢化の進行の中、科学技術の振興によるイノベーションの創出なくして、我が国の豊かな社会を維持発展することは不可能であり、科学技術創造立国を掲げる我が国は、最大限の努力をもってその振興に取り組んでいく必要があります。
 昨年には、このような科学技術の振興の結果として、我が国の研究者によるヒト人工多能性幹細胞の樹立や、月表面のハイビジョン映像を撮影した月周回衛星「かぐや」の打上げなど世界に誇れる成果が上げられました。このような卓越した成果を今後とも生み育て、その実用化を図っていくためには、大学や研究機関、産業界、地方、国が各々の能力を最大限に発揮し、一体となってイノベーションを創出・促進し得る環境の醸成が重要となっています。

 翻って世界を見ると、今後、我が国が向かう先には、IT化、グローバル化の進展やBRICs諸国の台頭等による激しい国際的な競争が、恐るべき嵐となって立ち塞がっています。
 今回の科学技術白書では、特集テーマを「国際的大競争の嵐を越える科学技術の在り方」とし、このような大競争時代において、アメリカ、中国をはじめとする諸外国が科学技術を競争力、イノベーションの源泉ととらえ、いかに科学技術政策の大きな転換を図っているか、これらの動きに対応した我が国がとるべき方策を提示しています。

 本書が国民の皆様が科学技術をより身近に感じ、科学技術政策について理解を深めていただく上での一助となることを期待いたします。

平成20年5月