第1章 科学技術政策の展開

第3節■科学技術行政体制及び予算

2 科学技術関係経費

 我が国の平成18年度予算における科学技術関係経費は、3兆5,743億円であり、そのうち一般会計分は2兆9,979億円、特別会計分は5,764億円となっている。なお、一般会計のうち主要な経費である科学技術振興費は1兆3,312億円となっている(第3-1-7表)
 府省別の科学技術関係経費は第3-1-8表に示すとおりである。
 我が国における科学技術に関する行政は、複数の関係府省において実施されているので、国全体として整合性を保ちつつ、効率的・効果的に科学技術の推進を図っていくためには、これら関係府省間の科学技術に関する施策に関し、不要な重複を排除するとともに連携強化を一層推進するなど、適切に調整しつつ進めていく必要がある。
 このため、総合科学技術会議は、毎年度の各関係府省からの概算要求に先立ち、科学技術に関する予算等の資源配分の方針を策定するとともに、概算要求後、関係府省の科学技術関係施策の優先順位付け等を実施し総合調整を行っている。また、文部科学省では、科学技術関係経費の概算要求に先立ち関係府省から要求の構想について情報収集を行い、関係府省との調整を通じて、府省間の重複の排除や連携の促進に努めており、政府一体となった努力が続けられている。

第3-1-7表 科学技術関係経費の推移

第3-1-8表 府省別科学技術関係経費

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