第1章 科学技術政策の展開

第2節■総合科学技術会議

3 専門調査会等における主な審議事項

(1)基本政策推進専門調査会

 第3期科学技術基本計画の着実な推進を図るべく、平成18年4月に設置され、科学技術の諸制度の改革や科学技術連携施策群の今後の進め方等について調査を行った。
 また、基本政策推進専門調査会の下には、科学技術の諸制度の改革について調査を行う制度改革ワーキンググループ(WG)、並びに研究費の公正で効率的な使用の実現について検討を深め、競争的資金制度の改革などについて調査を行う研究資金WGを設置した。分野別推進戦略(平成18年3月総合科学技術会議決定)の実施については、基本政策推進専門調査会の下に分野別推進戦略総合プロジェクトチーム(PT)、さらに同PTの下に重点推進4分野(ライフサイエンス、情報通信、環境、ナノテクノロジー・材料)、推進4分野(エネルギー、ものづくり技術、社会基盤、フロンティア)、地域科学技術クラスターについてそれぞれPTを設置し、フォローアップを実施している。

(2)評価専門調査会

 過去に実施した大規模研究開発の事前評価のフォローアップを行うとともに、国家基幹技術の評価及び大規模研究開発の事前評価において評価案を取りまとめた。

(3)生命倫理専門調査会

 生命科学の発展に伴う生命倫理上の課題に対応するため、生命倫理に関する調査・検討を行っている。平成18年12月に文部科学省から諮問された「ヒトES細胞の樹立及び使用に関する指針」の改正案について調査審議を行い、平成19年3月に答申を行った。

(4)知的財産戦略専門調査会

 知的財産戦略専門調査会の下にライフサイエンス分野における知的財産の保護・活用等に関する検討PTを平成18年9月から開催し、研究開発を促進し、イノベーションにつなげるため、「ライフサイエンス分野におけるリサーチツール特許の使用の円滑化に関する指針」を取りまとめた。

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