主要国の研究者1人当たりの研究費を比較すると、我が国はIMF為替レートによる邦貨換算では4番目、OECD購買力平価換算では最も少ない値となっている(第2-1-14図)。
我が国の研究者1人当たりの研究費は、近年は2,200万円前後で推移している。
また、平成17年度における研究者1人当たりの研究費を組織別に見ると、人件費以外の研究費の割合が高い公的機関、非営利団体では高く、人件費以外の研究費の割合の低い大学等では低くなっている(第2-1-15図)。
大学等の教員1人当たりの研究費を見ると、人件費以外の費目の割合が高い国立大学が最も大きく、次いで私立、公立となっている。また、学問別(学部別)では理学、工学、農学、保健の順となっている(第2-1-16図)。