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6.製造技術分野

 製造技術分野は、我が国の生命線ともいうべき経済力の源泉であり、世界的にも最高水準にある。今後、これらの技術の一層の高度化を図る必要があり、革新的な技術の開発を行うことが重要である。
 製造業の発展を支えるものづくり基盤技術の積極的な振興を図るため、「ものづくり基盤技術振興基本法」(平成11年法律第2号)に基づき、「ものづくり基盤技術基本計画」(平成12年9月)が策定され、その振興に関する施策を総合的かつ計画的に推進している(第3章第6節6参照)。
 文部科学省では、次世代の基盤技術の開発等の取組を行っており、例えば、理化学研究所では、シミュレーション技術等の各種情報技術の統合を目的に、新たな概念であるボリュームデータ(注)の利用技術に基づく「先端的ITを用いた技術情報統合化システムの構築」の開発を進めるとともに新たな検出技術による最先端の測定技術の確立を目的に、多次元量子検出器を利用した高度な計測技術の開発を行っている。
 経済産業省では、微小電気機械システム(MEMS)の製造技術確立により、情報通信分野等のキーデバイスの国際競争力の強化を目指す「MEMSプロジェクト」、「MEMS用設計・解析支援システム開発プロジェクト」、省エネで高効率かつ高精度な加工を実現して工作機械の高度化を図る「高度機械加工システム開発事業」、製造業に係る生産プロセスの効率化、省エネ化に資する「エコマネジメント生産システム技術開発」、さらに人体寸法・形状データの蓄積や寸法自動算出システムの開発により製品の開発・設計を促進する「人間特性基盤整備事業」や、石油精製プラントにおける運転中の保守・点検作業を効率的かつ高信頼性の下に行うため、人間工学的な手法を用いた、作業支援システム等を開発する「石油プラント保守・点検作業支援システムの開発」等の事業を推進することにより、我が国製造業の国際競争力の維持・強化を図り、我が国経済の活性化を目指している。
 農林水産省では、食品産業の競争力強化を図るため、産学官連携を通じた地域ブランド食品の確立や食品の輸出のための技術開発、消費者ニーズに基づく食の安全・安心を確保するための技術開発、国民の健康増進のための機能性食品の開発及び機能性の評価技術の開発等に取り組んだ。

 ボリュームデータ:計算機上で物体を統一的に表現することができるデータ形式。物体の形状だけでなく内部構造や内部に分布する物理的性質も保持する。

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