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第1部   これからの科学技術と社会
第3章 社会とのコミュニケーションのあり方
第3節 科学技術と社会の新たな関係
3.  科学技術と社会の新たな関係に向けて


 これまで科学技術に関する議論は,我が国の社会全体で行われることが少なかった。科学技術に関する社会的課題が発生することによって初めて社会が科学技術に向き合うことが多かったのではないかと考えられる。

 しかし,科学技術と社会の関係が密接不可分なものとなっている今日,日ごろから科学技術が国民にとって身近になり,政治や地域社会等においても活発な政策議論ができるようになることが望ましい。

 そのためには,国民が科学技術に対する最低限の基礎的素養を備え,関心を持つとともに,科学者等が社会に出て,国民に語りかけるような新たな関係の構築が必要である。

 また,我が国の社会における科学技術のあり方を考える場合,欧米のような長い科学の歴史を有する国家の例を参考としつつも,我が国の制度,社会構造,文化を十分に踏まえた,我が国独自のあり方も模索していかなければならない。

 社会における健全な科学技術の発展を実現するためには,科学技術に関する国全体のシステムにかかわる様々な主体が,日ごろから科学技術について関心を有するとともに,自らの課題として考え,行動し,それぞれの主体的な役割を担うことで,総体として科学技術ガバナンスが円滑に機能することが期待される。


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