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第1部   これからの科学技術と社会
第1章 科学技術と社会の関係の深まり
第1節 科学技術の発展による社会の変容
1.  社会の豊かさの実現


 これまで,科学技術は社会の発展の基盤をなし,人々の生活を物質的に豊かなものにしてきた。特に,18世紀後半の産業革命以降,エネルギー,物質材料,情報通信,医療など様々な分野で科学技術は加速度的に発展し,人々の健康,経済的な豊かさ,生活の便利さは大いに向上してきた( 第1-1-2図 )。

 エネルギー技術や材料技術の発達は,鉄道,自動車,飛行機といった様々な新しい交通手段を生み出し,人間の移動能力を時間的にも,空間的にも大きく向上させた。このような移動手段の高度化は,電話や無線通信の発明等通信技術の発達とも相まって,人間の活動範囲や交流の幅を拡大した。

 また,工作機械の発明は,エネルギー技術の発達と結び付いて,生産工程の自動化,高速化を実現した。これにより,製品を短時間で大量に生産することが可能となった。また,材料技術の発達により,多種多様な物を生産することが可能となった。

 一方,医療技術の発達は,人々の平均寿命を大きく延ばすとともに,乳幼児死亡率を低下させ,世界の人口は急速に増加した( 第1-1-3図 )。

第1-1-2図 世界のGDPの長期的な推移

第1-1-3図 世界の人口の長期的な推移


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