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  刊行に寄せて

 本年は,我が国の科学技術政策の基本方針である第2期科学技術基本計画が策定されてから4年目に当たります。基本計画の成果を着実なものとするため,より一層,科学技術の振興に取り組むとともに,第3期科学技術基本計画に向けて,今後,我が国の科学技術政策をどのように進めていくのかを考えていかなければならない重要な時期であります。

 今日,科学技術の発展により,我々の生活は豊かになり,また,人間の活動の可能性も大きく広がるなど科学技術は我々の生活に深く関わってきています。一方で,地球環境問題や生命倫理問題などの,社会的課題も顕在化しております。今後,科学技術と社会の関わりはますます密接になっていくとともに,科学技術に対する国民の皆様の考え方も多様化していくものと考えております。

 このような状況を踏まえ,今後の科学技術の進むべき道筋について,国民の皆様とともに考えていくことが重要であることから,今回の科学技術白書では「これからの科学技術と社会」というテーマを採り上げ,科学技術と社会の最適な関係を築いていくための課題や方策について,様々な視点から分析を行いました。

 科学技術と社会の最適な関係は,政府だけではなく,科学界,産業界,そして国民の皆様の積極的な協力の下に実現できると考えております。そのためには,科学者や技術者の方々が,社会の一員として,国民の皆様と双方向の交流を行い,相互の信頼を高めていくと同時に,国民の皆様にも,従来にも増して科学技術を自らの問題として捉えていただくことが大切であります。

 今回の白書が,国民の皆様にとって,これからの科学技術について考え,そして,議論していただく一つのきっかけになることを期待するとともに,政府としても,今回の白書をひとつの指針として,今後とも科学技術の振興に取り組んでいきます。

平成16年6月   河村   建夫   文部科学大臣


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