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第1部   知による新時代の社会経済の創造に向けて
第3章  我が国に適したイノベーションシステムの構築に向けて
第1節  科学技術活動から見た我が国のイノベーションシステムの現状
4.  我が国の科学技術活動の特徴


 各国の科学技術活動の特徴を鉢植えの植物の形で示すと, 第1-3-7図 のようになる。

第1-3-7図 主要国における科学技術活動の国際比較

 もとより,投入された資源が直ちに成果として花を咲かせるものではないが,我が国の場合,米国等と比較して研究開発資源の投入量の割に,イノベーションとしての成果が小さい。

 また,大学の研究費に占める企業の負担割合の低さに示されるとおり,大学と企業の連携が弱いという特徴が認められる。

 主に研究者数,研究開発投資等のインプットの指標は世界でもトップクラスにあるものの,アウトプット,イノベーションの成果の指標を見ると論文,特許の量の面では成果が見られるものの,技術輸出額やハイテク製品シェアでは他の主要国にインプットに対する割合で後れを取っており,必ずしも我が国の産業技術力に結び付いていない面が見られる。

(参考)

 「EUのイノベーションスコアボード」に見る我が国のイノベーション活動の概要

 EUでは,今後10年以内で世界で最も競争的な知識基盤経済となるという共同目標を立て,その中でイノベーション政策に力を入れているところである。2001年9月に発行された「イノベーションスコアボード」においては,1996年に策定された「第1次イノベーション行動計画」の進捗状況を調査し,日米との比較も行いつつ,加盟国の現状について人的資源,新しい知識の創造,新しい知識の伝達及び応用,イノベーションの資金源,アウトプット及び市場の4分野,17指標による分析がなされている。このうち日米との比較がされている9の指標についてEU加盟国との比較を行ってみると,我が国は,国内総生産に占めるIT市場のシェアがEU加盟国の平均を下回るほかは,すべての指標で上回っており,特に米国に対する特許出願数で大きくリードしているという結果になっている( 第1-3-8図 )。

第1-3-8図 EUイノベーションスコアボードにおける主要国の状況


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