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  刊行に寄せて

 我が国の科学技術政策の基本方針である第2期科学技術基本計画においては「持続可能な発展が可能である国」を柱の一つとして,国際的な環境の中で我が国の経済が活力を維持し,持続的に発展を遂げ,国民生活を向上させられることを目標に,知による活力の創出の重要性をうたっています。

 一方,現下の我が国経済を見てみると,構造的不況が長期化する中で,需要も不足するなど,新しい産業や市場の創出による,経済の回復が急務となっております。新産業の創出に当たっては,技術を核とした連続的なイノベーションにより日本の独自性を発揮し,高い付加価値を持った製品やサービスを生み出していくことが重要であり,このようなイノベーションを効果的に生み出すことの出来るシステムの構築が求められているところです。

 今回の白書は,「知による新時代の社会経済の創造に向けて」と題し,我が国の社会経済の停滞を打破するため,経済成長の原動力といわれるイノベーションを効果的に生み出すことが重要であるとの認識に立ち,科学技術の進歩によるイノベーションが社会経済の発展に果たす役割を紹介するとともに,現在の我が国のイノベーションの創出の仕組みを分析して,今後,社会制度の在り方も含め,一層幅広い観点からの取組が必要であることを述べています。

 政府においては,科学技術を重要政策課題として位置付け,より一層努力することとしておりますが,この白書が,国民の皆様に内外の科学技術の動向や政府の取組を御理解いただく上での一助となることを期待いたします。

平成14年6月   遠山   敦子   文部科学大臣


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