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第1部   我が国の科学技術の創造力
第2章  我が国の科学技術システムの現状と課題
第3節  研究基盤
1.  研究施設・設備


 第2期基本計画においては,教育・研究機関の施設は21世紀にふさわしい社会資本であり,大学及び国立試験研究機関等が安全で効果的に教育研究に専念でき,かつ国内外の優秀な学生や研究者を引き付ける魅力に富んだ世界水準の教育研究環境を確保することが重要であるとしている。

 我が国の研究施設・設備の現状を米国と比較してみると,我が国の研究者の方が満足度が低く,特に,研究スペースについては,研究者の75.5%が,研究スペースが狭いと実感している( 第1-2-28図 )。現在,国立大学等における施設の老朽化・狭隘化は深刻であり,必要な整備面積は約1,100万m2 に達している。これらの現状は研究者育成にも悪影響を及ぼすことが予想され,第2期科学技術基本計画においては,基本計画における5か年に緊急に整備すべき施設を盛り込んだ施設整備計画を策定し,計画的に実施することとしている。

第1-2-28図 日米の研究設備に対する評価


 このような状況を踏まえ,文部科学省では,世界水準の研究開発成果の確保を目指し「国立大学等施設緊急整備5か年計画」を策定し,第2期基本計画期間中における国立大学等施設の重点的・計画的整備を図ることとしている。本5か年計画においては,

{1} 大学院充実等に伴う大学院施設の狭隘解消等整備(約120万m2 )
{2} 卓越した研究拠点等の整備(約40万m2 )
{3} 先端医療に対応した大学附属病院の整備(約50万m2 )

について,約210万m2 の整備の推進を目標としている。さらに,老朽化した施設の改善整備に当たっては,緊急度の高いもの約390万m2 (附属病院施設分を除く。)に関し,個別の施設について優先順位に基づき適切に対応することとしている。


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