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第1部   我が国の科学技術の創造力
第2章  我が国の科学技術システムの現状と課題
第1節  科学技術人材
4.  女性研究者の活躍の機会の拡大


 近年,科学技術分野においても女性の増加は著しく,特に女性研究者の多くは大学において研究活動に携わっている。一方,企業における女性研究者の割合は,最近徐々に上昇傾向にあるとはいえ大学の割合と比較するとまだまだ低い状況にある( 第1-2-10図 )。

第1-2-10図 研究セクターごとの女性研究者の割合

 3つの研究セクターのうち特に女性研究者の割合の低い民間企業に対して,研究分野においても男女共同参画を推進する上で必要となることは何かを尋ねた平成11年度の「民間企業の研究活動に関する調査」では,女性特有の出産・育児に対する配慮や女性に対する評価制度の推進が回答の上位を占めている( 第1-2-11図 )。

第1-2-11図 男女共同参画を推進する上で必要なこと

 世界各国では,研究開発部門においても,男女の共同参画が重要であることから,国として又は各研究機関独自に多くの対応を行っている。

 その一例として,米国国立科学財団(NSF)では2年に1度「理学・工学における女性,少数民族,障害者について(Women, Minorities,and Persons with Disability in Science and Engineering)」を発刊しており,2000年度版の序文では,女性等の参加の重要性を「米国国民の代表であり,グローバルな経済に効果的に対処することが可能な,科学技術における多様な労働力は,米国の将来にとって必要不可欠である。」と述べている。

 また,ドイツのマックス・プランク協会(MPG)でも「ポジションの補充に関して,女性は,女性の比率の低い分野で,特に考慮されるものとする。」としており,具体的なアクション・プランとして求人広告から家庭と仕事の両立のための施策に至るまで様々な点が挙げられている。

 我が国の第2期科学技術基本計画においても,男女共同参画の観点から,女性の研究者への採用機会等の確保及び勤務環境の充実を促進することとされており,研究分野においても今まで以上に男女共同参画の実現がなされるものと期待される。


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