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第1部   我が国の科学技術の創造力
第1章  我が国の科学技術の成果と水準
  研究成果の量と質
1.  量的水準



(1) 論文

 論文の数については,世界の多くの国で,年々その発表件数が増加しており,米国のInstitute for Scientific Information(ISI)のデータベースによると,その合計数は1989年(平成元年)の53.2万件から1999年(平成11年)には71.8万件に急増している。この期間の,5年毎の各国シェア推移を見ると,米国がシェアを落としつつも引き続き最大となっている( 第1-1-1図 )。米国のシェアの低下は,米国以外の各国の論文数が増加していることによる相対的なシェア低下の面が大きく,米国自身も発表論文数を大きく増加させている( 第1-1-2図 )。

第1-1-1図 主要国の論文数シェア

第1-1-2図 主要国の論文発表数の推移

 このように,主要各国が多数の論文を発表している中においても,我が国は急速にシェアを増加させており,論文数から見た研究活力並びに水準は活発な状況を呈している。


(2) 特許

 特許出願は研究で得られた成果を知的財産として権利の保護を申請することである。特許出願は全ての発明や技術的知識を網羅しているわけではなく,産業や技術分野によって特許戦略が異なり,各国の特許制度も異なるが,一般に特許出願が多い国は,企業等の研究開発が活発な国であると言えよう。

 欧米主要国の特許出願件数の推移を見ると,1989年(平成元年)まで各国ともほぼ横ばいで推移していたが,1990年(平成2年)から米国及びEUが急伸し,日本とEUの出願数の順位が逆転している。また,1992年(平成4年)には米国にも逆転され,米国及びEUとの格差は年々拡大している。1998年(平成10年)では,米国約221万件,EU約203万件に対し,日本は約79万件であり,米国,EUとの差は3倍近くなっている。我が国においては1990年(平成2年)以降,ほぼ横ばいで推移していたが,近年増加し始めている( 第1-1-3図 )。

第1-1-3図 主要国の特許出願数の推移


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