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第3部   科学技術の振興に関して講じた施策
第2章  総合的かつ計画的な施策の展開
第8節  科学技術に関する学習の振興及び理解の増進と関心の喚起
3.  科学技術に関する理解の増進と関心の喚起


 科学技術の振興に関する国民的合意がより広く,また深く醸成されるよう,科学技術と人間の生活・社会及び自然との調和,さらには自然科学と人文科学の調和のとれた発展に十分留意しつつ,2.に掲げる機会の提供において,適切な配慮を行うほか,全国的な普及啓発活動や広報の実施,必要な情報の提供等の取組を充実していくことが重要である。

 このため,科学技術庁では,平成11年度において,テレビ・ラジオ番組の企画,制作及び放送,映画CMの企画,制作及び配布,定期刊行物発行,各種セミナーの開催等普及啓発活動を実施した。特に40回目を迎えた「科学技術週間」,36回目を迎えた「原子力の日」,7回目を迎えた「宇宙の日」の科学技術関係記念期間には,関係機関の協力を得て各種行事を全国的規模で実施した。このほか,政府広報を通じて,テレビ・ラジオ番組等を活用した広報を行った。平成11年度の科学技術週間は,科学技術関係機関等の協力により,全国各地の研究施設,科学館等で「施設の一般公開」,「科学技術実験教室」,「講演会」など約700件のイベントが開催された。

 また,科学技術庁では,児童生徒を対象に科学技術白書(科学技術の振興に関する年次報告)の内容をもとに科学技術に対する興味を持つきっかけを与えることを目的として,平成12年2月に「子ども科学技術白書」を発行し,都道府県教育委員会,都道府県立図書館,科学館及び総合博物館等へ配布した。本書は平成11年度以降毎年度発行される予定である。

 科学技術の振興を図るためには,これらの普及啓発活動に加え,発明の奨励,科学技術に関する功労者の表彰などを通じて研究開発意欲の高揚を図ることが効果的である。

 このため,科学技術庁では,自主技術開発の萌芽となる優れた発明を「注目発明」として選定し,公表することにより,研究開発の優れた成果を一般に広く周知させるとともに研究者の意欲の向上を図っている。平成11年度は,「第58回注目発明」として101件の発明を選定し,公表した。

 また,科学技術庁では,我が国の科学技術に関し最近顕著な功績を上げた者を科学技術功労者として表彰(平成11年度30名)するほか,優れた研究成果を上げた研究者を研究功績者として(同年度42名),優れた創意工夫によって各職域における科学技術の考案,改良等に貢献した勤労者を創意工夫功労者として(同年度790名),小中学生の創意工夫の育成に顕著な成果を上げた学校を創意工夫育成功労学校として(同年度33校),科学技術に関して優れた振興上の業績を上げた者を科学技術振興功績者として(同年度32名),科学技術の普及啓発に尽力し優れた成果を上げた者を科学技術普及啓発功績者として(同年度1名),また,原子力の安全確保,核物質管理に関し優れた成果を上げた者をそれぞれ原子力安全功労者,核物質管理功労者として(同年度21名,3名),放射線の安全確保に関し優れた成果を上げた者を放射線安全管理功労者として(同年度10名,5事業所)表彰している。

 さらに科学技術庁は,内閣官房と共に,関係省庁の協力を得てミレニアム・プロジェクト(新しい千年紀プロジェクト)の一環として,国民参加のプロジェクトである「21世紀の科学技術-夢と希望を語ろう」をテーマとした意見募集を行った。応募総数は約9,700通,そのうち小学生の部約5,300通,中学生・高校生の部約3,900通,一般の部約500通であった。平成12年4月の科学技術週間に内閣総理大臣より優秀作品の表彰が行われた。

 科学技術理解増進関連予算額の推移を 第3-2-46図 に示す。

第3-2-46図 科学技術理解増進関連予算の推移


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