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第3部   科学技術の振興に関して講じた施策
第2章  総合的かつ計画的な施策の展開
第4節  私立大学における研究の充実


 我が国の研究開発水準の向上のためには,我が国の高等教育機関の約8割を占める私立大学が,他の研究機関との連携,交流等を積極的に推進しつつ,多様で高度な研究を実施できるようにすることが重要である。

 このため,文部省では,次のような施策を実施している。

 経常費に対する補助としては,教育研究機能の高度化や情報化の推進など社会的要請の高い研究等の実施について着目し,一般補助に上乗せして補助する特別補助の充実に努めており,平成11年度は,「特別補助」に751億円を計上し,{1}大学院を中心とした教育研究機能の高度化,{2}教育・学習方法の改善,などの支援の拡充を図っている。

 私立大学等の大型の教育研究装置などの整備のため,平成11年度においては,引き続き社会的要請の強い先端的な学術研究や民間企業との共同研究を実施する私立大学を支援する「ハイテク・リサーチ・センター整備事業」や「学術フロンティア推進事業」を実施するとともに,{1}マルチメディアを活用した教育研究に対する取組を総合的に支援する「私立大学等教育・学習方法高度情報化推進事業」,{2}大規模災害に備えた耐震補強工事等を支援するための「私立大学等防災機能等強化緊急特別推進事業」を創設するなど,188億円を措置している( 第3-2-29図 )。

第3-2-29図 私立大学学術研究高度化推進事業の進捗状況

 なお,研究施設,大型研究装置,研究設備の整備にかかる私立大学の負担分については,日本私立学校振興・共済事業団による長期・低利の融資(貸付規模960億円)を実施することとしている。

 私立大学等における学術研究等を促進するため,基礎的な研究に必要な研究設備やコンピュータ等の情報処理関係設備の整備について補助しており,平成11年度は,39億円を措置している。


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