ここからサイトの主なメニューです
前(節)へ  次(節)へ
  刊行に寄せて

 「科学の世紀」と呼ばれた20世紀の百年間に,科学技術は想像を越える飛躍的な進歩を遂げ,人類社会の発展に大きく貢献してまいりました。

 また,来たる21世紀において,人類は地球環境問題等の克服すべき新たな複雑かつ困難な課題に直面することになり,その解決に科学技術が果たす役割は今世紀にも増して重要となります。一方で,科学技術の発展に伴い,安全面や科学技術に携わる者の倫理面的,社会との接点における課題も多く見受けられるようになりました。このような傾向は,将来的に科学技術に関連する諸活動の停滞を招き,ひいては我が国の社会的・経済的発展の足枷となる可能性も懸念されます。そうした事態を回避するためにも,21世紀に科学技術を振興するに当たっては,科学技術が社会に与える影響を十分考慮しながら,国民生活や社会のの調和を十分確保できるように努めることが極めて重要になってまいります。

 このような認識の下,今回の白書では,本年が20世紀最後と言う大きな節目の年であることを捉え,20世紀のおける人類の発展と,それに対する科学技術の貢献を振り返るとともに,21世紀の科学技術振興の在り方として望ましい姿を掲示すべく,科学技術と社会との新たな関係に焦点に当てた取組について展望しております。

 政府においては,科学技術の振興に一層努力してまいりたいと考えておりますが,この白書が,国民の皆様に内外の科学技術の動向や政府の取組を御理解いただく上での一助となることを期待いたします。

平成12年6月 国務大臣   中曽根   弘文   科学技術庁長官


前(節)へ  次(節)へ

ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ