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第1部  科学技術政策の新展開-国家的・社会的な要請に応えて-
第3章  これからの我が国の科学技術政策の在り方
第4節  まとめ


科学技術は,我が国経済社会の発展,国民の福祉の向上を支えてきている。我が国は,経済社会の成熟,グローバル化の進展等により,地球的規模の問題の解決も含め,新たな重要課題に直面している。科学技術は,その発展により,これらの課題の解決に貢献できる地平を広げてきている。現下の課題の解決,さらには,これからの世界を見通して,科学技術で何をしていくか,より明確な目標意識を持つことが必要になってきている。

このため,科学技術に対する要請をとらえ,くみ上げ,科学技術で何をするのかについて分かりやすい目標という形で掲げ,それを達成するための重要な研究開発領域を設定し,科学技術からの国家的・地球的課題の対応への貢献を目指して,研究開発資源の重点投入を図っていく必要がある。また,同時に,その成果が時として全く新しい技術体系の出現をもたらす基礎研究に積極的に取り組み,知識の資産を豊かにしていくことが重要である。

さらに,これから,人間・社会は科学技術とのかかわりをますます深めていく方向にあり,科学技術と人間・社会の調和を確保していくことも忘れてはならない。

我が国の科学技術が国家的・社会的要請に応えるとともに,その水準を高めていくには,以上のような取組を,総合的,戦略的に展開していくことが必要である。行政改革により生まれる新しい科学技術行政体制の中では,内閣府に設置される総合科学技術会議が科学技術の総合的かつ計画的な振興を図るための基本的な政策についての調査審議等を行い,文部科学省において研究開発に関する計画の作成及び推進,科学技術に関する関係行政機関の事務の調整等が行われることとなるが,この新しい科学技術行政体制においては,そのような総合的・戦略的な取組を具体化していかなければならない。


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