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第1部   変革の時代において
第2章  科学技術で何ができるか-変革の時代と科学技術の役割-
第1節  重要性増す科学技術の役割
2.  技術予測調査から見た科学技術への期待と要請


 科学技術庁科学技術政策研究所では,今後の技術発展の方向を探るため,第6回技術予測調査(平成9年6月)を実施した。この調査では,14分野の1,072課題について,専門家に対するアンケート調査により2025年までの技術予測を行っており,変革の時代を迎え,期待される科学技術や取組が見てとれる。

 同調査によれば,分野別には,「環境」,「エレクトロニクス」,「ライフサイエンス」,「海洋・地球」などが重要度の高い分野と評価されている( 第1-2-11図 )。調査対象の1,072課題のうち重要度の高いとされた上位100課題を見てみると,88課題までが,環境関連技術,情報関連技術,生命関連技術,新エネルギー関連技術及び災害関連技術であり, 第1章 でみた内外の諸課題に対応した科学技術への取組が重要であることが示されている( 第1-2-12図 , 第1-2-13表 )。

第1-2-11図 分野別重要度指数

第1-2-12図 重要度上位100課題の分類

第1-2-13表 重要度の高い上位の20課題

 各技術課題に期待される効果(社会経済発展への寄与,地球規模の諸問題の解決など)について分析した結果,「社会経済発展へ寄与」についてはエレクトロニクスや情報,通信分野など,「地球規模の諸問題の解決」については環境や資源・エネルギー,農林水産分野など,また,「生活者ニーズへの対応」については保健・医療・福祉分野などにおける技術の役割が大きいと期待されている( 第1-2-14図 )。

第1-2-14図 各技術課題に期待される効果

 また,技術予測調査では「政府がとるべき手段」についても調査しているが,それによると,各分野とも政府の関与への期待は大きいが,保健・医療・福祉,環境,ライフサイエンス,農林水産などが期待の大きい分野となっている( 第1-2-15図 )。

第1-2-15図 政府の関与への期待の大きい分野


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