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  はしがき

 今,我が国の経済社会はこれまでにない大きな変動に直面しております。長引く経済の停滞等も背景に,制度疲労を起こしている我が国の経済社会システム全体の再構築に向け真剣な取り組みが求められております。一方,地球温暖化問題や新たな環境汚染物質として最近大きな問題となっている外因性内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)の問題などに見られるように,人類の生存を脅かす諸問題に対し,世界的な対応を図っていくことが不可欠な状況となってきております。

 このような中で,科学技術についても新たな動きが一層進展しつつあります。平成8年7月科学技術基本計画が策定されて以降,政府においては,新たな研究開発システムの構築に向けた総合的,計画的な施策の展開が急速に進んでおります。また,昨年末に取りまとめられた行政改革会議の最終報告においては,総合科学技術会議や教育科学技術省の設置などによる創造的な科学技術行政体制の整備も提言され,政府としては,現在この報告を最大限に尊重し体制整備を行うための準備を進めているところであります。

 本年の科学技術白書では,科学技術基本計画に沿って,政府一体となり科学技術の振興を着実に進めている状況を示すとともに,特に,社会の大きな変革に向け積極的な行動が求められる時代を「革命の時代」として捉え,科学技術ではどのような対応が重要となっているかに焦点を当てて分析しております。

 この白書が,内外の科学技術の動向や政府の取組を理解する上での一助となることを期待いたしますとともに,政府におきましても,科学技術の振興に一層努力してまいりたいと考えております。

平成10年5月   谷垣    禎一   国務大臣   科学技術庁長官


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