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第3部   科学技術の振興に関して講じた施策
第2章  総合的かつ計画的な施策の展開
第7節  科学技術に関する学習の振興及び理解の増進と関心の喚起
3.  科学技術に関する理解の増進と関心の喚起


 科学技術庁では,青少年の科学的創造力の育成を図るため,青少年が研究者,技術者等から直接講義を受けたり,研究現場等を実体験する「サイエンスキャンプ」の実施及び科学実験やモノ作りを通して,青少年に科学技術の原理・現象の面白さを実体験させるためのノウハウの各地の科学館への提供を行ったほか,地方公共団体の行う,青少年が先端的な科学技術を実際に体験する工作・実験室を持つ,地域における科学技術理解増進活動の中心的な役割を担う「先端科学技術体験センター」の整備に対する支援を行った。

 また,科学技術への興味を喚起し,科学的なものの見方・考え方,科学技術に対する歴史的理解をはぐくむ場としての科学館のあり方に関して,有識者による懇談会により,平成7年度から文部省及び通商産業省と協力しつつ,検討を行っている。

 平成8年10月に発足した科学技術振興事業団(JST)は,青少年の科学技術に対する興味・関心を高めるため,最新のコンピュータ技術によって仮想的に科学技術を体験する「バーチャル科学館」の全体計画の検討及びコンテンツの制作を行っている。また,科学館における展示物が青少年にとって魅力的なものになるよう,広くアイディアを募集し,試作・展示を行っている。さらに,科学技術の実験に精通した人材を「サイエンス・レンジャー」として登録し,学校や科学館等の要請を受け,科学技術実験教室に実験メニューとともに派遣する事業を行っている。

 科学技術に関する国民の理解と関心を深め,我が国の科学技術の振興を図ることを目的に,毎年4月に行われる科学技術週間において,平成8年度は科学技術関係機関等の協力により,全国各地の研究施設,科学館等で「施設の一般公開」,「科学技術実験教室」,「講演会」など約700件のイベントが開催された。

 また,平成8年9月より3回にわたり開催された科学技術庁長官の懇談会「科学技術と社会に関する懇談会」(座長:有馬朗人理化学研究所理事長)において,科学技術に関する社会の理解を一層促進するための情報の受発信のあり方について検討が行われ,科学技術と一般社会の架け橋となる「インタープリター」の育成,確保のための提言,国として行うべき具体的な方策の提示が行われた。

 大学等においても,文部省国立天文台において青少年を含む一般市民を対象に直径50cmの社会教育用望遠鏡を用いた「天体観望会」を毎月2回実施したり,文部省宇宙科学研究所では市民と研究者との対話を重視した「宇宙学校」を年3回開催するなど,一般公開や展示等に各機関が工夫を凝らして,社会に開かれた大学・研究所づくりを推進している。


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