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第3部   我が国の科学技術政策の展開
第2章  科学技術会議
2.  重要研究開発分野の基本計画等
(3)  諮問第20号「科学技術系人材の確保に関する基本指針について」に対する答申(1994年12月12日)


高度な科学技術を背景とした今日の我が国の発展と繁栄は,研究者や技術者を始めとした科学技術系人材の絶え間ない努力によるところが大きい。

今後,地球的規模の諸問題の解決,多様化する国民のニーズへの対応,国際的な競争力の維持等を図るためには,科学技術の一層の進展が不可欠であり,これまで以上に科学技術系人材の充実・確保が重要である。

しかしながら近年,少子化や高齢化の進展,若者の科学技術への関心の低下といった懸念が指摘されるなど,将来的にその確保は必ずしも楽観視できない状況にある。

このような状況を踏まえ,科学技術会議では第20号諮問「科学技術系人材の確保に関する基本方針について」(1992年12月)を受け,科学技術系人材部会を設置し,人材の確保に係る諸問題やその解決のための具体的な方策について検討を行った。

1994年6月の科学技術会議本会議では,中間報告を実施して,各界より意見を求めた。1994年12月12日に内閣総理大臣に対して答申を行い,これをもとに12月27日に「科学技術系人材の確保に関する基本方針」が内閣総理大臣決定された。

科学技術系人材確保に関する基本指針では,すべての人が科学技術に深い関わりを持つとの広い視点に立ちつつ,研究者や技術者など,主に研究開発活動や生産活動に直接携わる者を科学技術系人材として,その確保のための政府の取り組みについて基本的考え方を提示している。

また,人材問題の取り組みには多くの関係者の不断の努力と密接な協力が必要であるため,政府以外の関係者に対して期待される事項についても触れた。本指針では一人一人の個性を尊重しつつ,その感性を活かし,創造性の発揮を促すような多様性・柔軟性に富む環境を構築していくことが必要との認識より,1)科学技術が身近に感じられるような社会環境の構築,2)創造性を発揮できる研究開発環境などの整備,3)多様な人材の科学技術活動への参加の促進,の3つの視点から方策をまとめている。


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