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第1部   戦後50年の科学技術
第3章  人間的豊かさのための科学技術へ
第4節  科学技術と社会との対話促進


終戦直後の我が国の鉱工業技術の現状を分析した「技術白書」は,「従来,我が国では科学,技術に対する一般の関心がきわめて低く,たとえ関心があっても皮相的なものに止まって,本当の理解にまで達している場合が少なかった。」と記している。科学技術に対する理解は,戦後の高度成長を通じて進んだのであろうか。また,科学技術への関心は本当の理解に達するまで高まったのであろうか。

経済において科学技術が果たす役割の重要性から,経済活動に深く関与する者の間では科学技術に高い関心があるとみられる。しかしながら,国民一般では,高度経済成長の歪みとしての公害,自然環境の破壊等の問題が生じ,安全問題,さらには地球環境問題等が顕在化するにあたって,科学技術の進歩に対する信頼感や意識に変化が生じ,科学技術への興味が失われさえあるようにみられる。

第4節では,科学技術が人間的豊かさの達成のために貢献するにあたっての前提となる,科学技術と社会との関係に注目し,科学技術に対する社会の意識とこれへの対応の方向をみていくこととする。


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