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第1部   戦後50年の科学技術
第1章  指標で見る戦後50年の科学技術活動
4.  外国との技術貿易


(技術貿易額)

-技術貿易額の推移-

総務庁統計局「科学技術研究調査報告」により技術輸出額及び技術輸入額の推移をみる (第1-1-22図) 。技術輸入額は緩やかではあるが概ね増加を続けてきた。これに対し,技術輸出額は1984〜85年度に技術輸入額を上回る伸びを示し,その後,1985〜87年度に低迷したが,1988年度以降大きく増加を続けている。

-技術貿易収支比の推移-

技術貿易収支比(輸出/輸入)をみると,1971年度には0.20と大幅に入超であったが,1970年代から1980年代前半にかけて技術輸出額が大きく増加を続けたため,1984年度には技術貿易収支比0.99となった (第1-1-23図)。

第1-1-20図 日本における科学技術に関する国際会議の開催件数

第1-1-21図 日本における国際会議開催件数に占める科学技術関係国際会議の割合

第1-1-22図 技術輸出額及び技術輸入額の推移

第1-1-23図 技術貿易収支比(輸出/輸入)の推移

その後,技術輸出額の低迷により入超を続けたが,1989年度には技術貿易収支比はわずかに入超ながら収支比1に近づいた。

1993年度には技術輸出額の増加と技術輸入額の減少により,1972年度の調査開始以来初めて収支比1.10と出超となった。

(地域別技術貿易額)

地域別の技術貿易額を額の大きいアジア,北米,欧州についてみる (第1-1-24図 ,第1-1-25図)。

対アジアについては,1980年代半ばまで技術輸出額は増加を続けた後,1985〜87年度まで横ばいにあったが1988年度以降大きく増加を続けている。技術貿易収支(輸出-輸入)をみると大きく出超傾向にある (第1-1-26図)。

対欧州については,技術輸出額,技術輸入額ともに概ね緩やかに増加をしており,技術貿易収支は緩やかに入超が拡大している。

第1-1-24図 地域別の技術輸出額の推移

第1-1-25図 地域別の技術輸入額の推移

第1-1-26図 地域別技術貿易収支(輸出-輸入)の推移

対北米については,技術輸出額は概ね増加傾向にあるものの,技術輸入額についても大きく増加をしており,技術貿易収支についても概ね入超が拡大している。

(主要業種の技術貿易額)

我が国の主要業種の技術貿易額をみる。技術輸出額をみると1980年代半ば以降の自動車工業及び通信・電子・電気計測器工業が著しい増加を示している (第1-1-27図)。

技術輸入額の推移をみると通信・電子・電気計測器工業が1979〜82年度と1987〜90年度に大きく増加している (第1-1-28図)。

技術貿易収支比の推移をみると,自動車工業は1980年代前半に出超に転じ,その後も概ね出超幅が拡大しつつある。鉄鋼業は1974年度に出超に転じ,1984年度に出超幅が最大となった (第1-1-29図)。 化学工業,医薬品工業につては,1970年代の入超傾向が徐々に縮小方向にあり,1984年度以降は概ね収支均衡になっている。

第1-1-27図 主要業種の技術輸出額の推移

第1-1-28図 主要業種の技術輸入額の推移

第1-1-29図 主要業種の技術貿易収支比の推移

一方,通信・電子・電気計測器工業については,1980年代半ば以降,技術貿易収支の入超が大きく拡大している。

(外国技術導入件数)

外国技術導入件数の動向をみると,1970年代半ばに一時的に低迷した時期はあるものの概ね増加傾向を続けている (第1-1-30図)。

その内訳として,1971年度以降についてソフトウェアとソフトウェア以外の技術導入件数の推移をみると,ソフトウェアが大きく増加しているのに対し,ソフトウェア以外はわずかながら減少しており,1980年度以降の増加はほとんどソフト,ウェアの技術導入によるものといえる。

第1-1-30図 外国技術導入件数の推移


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