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第1部   戦後50年の科学技術
第1章  指標で見る戦後50年の科学技術活動

終戦直後の我が国の科学技術活動の状況は,「わが國においては,試験研究成果を企業化して富をかち得た具体的な実例に乏しいため,試験研究に対しては,従来過小評価の傾向が強く,それに加えて敗戦による現実は國,公,民共に目前の収支バランスに追われて,幾分とも長期的性質を持っ試験研究の如き部面はともすれば後まわしになりがちであって,今日試験研究機関の活動は一般的に不振におちいっている。」(工業技術庁編「技術白書」(1949年))とされている。

このように不振に陥っていた科学技術活動であるが,50年の間に外国からの導入技術を消化し,これを応用するという体質から,自主技術開発の重要性の認識の高まりを踏まえ,自ら研究開発を行い新しい技術を創り出そうとする体質へ次第に移行してきた。また,これに伴い,研究開発投資の拡大,研究関係従事者の増大が進むなど研究活動が活発化し,この成果が論文発表数の増加,特許出願件数の増加,技術輸出の増加として現れている。また,研究開発投資の国内総生産に対する比率も最近まで着実に上昇を続けるなど,経済をはじめとする社会の活動の中での科学技術活動の重要性が増大してきている。

第1章においては,戦後50年の我が国の科学技術活動とこれを取り巻く状況について,各種統計指標により,概観することとする 1 )。


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