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  はじめに

戦争の廃虚から立ち上がった我が国は,終戦直後の混乱を乗り越え, 高度の経済成長を遂げ,いまや世界第2位の経済大国となっている。 今日の我が国の繁栄は,国民が豊かさを求め,懸命の努力を積み重ね てきた結果もたらされたものといえる。この戦後50年の間,科学技術 は,豊かな生活をもたらす原動力として,大きな役割を担ってきた。 また,科学技術が時々の経済や社会に影響を及ぼす一方で,経済や社 会の要請をうけてそれ自体も変化してきたといえる。 我が国が戦後50年を迎えるこの時期,世界的には,第2次大戦後の 世界を大きく形作ってきた東西の冷戦が終結し,世界は極めて大きな 変化を遂げつつある。

また,我が国は,迫り来る高齢化社会への対応,地球環境問題等の 世界規模の諸問題への対応などの課題を抱えるとともに,豊かな生活 を支える我が国の経済を取り巻く状況も極めて厳しいものがある。 このような時代において,それぞれの時代に対応した戦後の我が国 の科学技術活動の進展と,科学技術への取り組みを振り返るとともに, 今後の科学技術への取り組みにあたっての望ましい視点について分析 することは,将来の我が国の更なる発展を期する観点から,意味ある ことと考えられる。

本白書第1部においては,このような認識に立ち,広く国民各層に おいて今後の科学技術振興のあり方についての議論を深めて頂くため の基礎資料を提供することを目的とし,まず,戦後50年の我が国の科 学技術活動と科学技術への取り組みの視点の変遷について分析する。 次いで,その分析を踏まえて,真に豊かな生活の実現に向けた,今後 の我が国の科学技術政策のあり方について考えることとする。 また,第2部においては,科学技術活動に関する国際比較と我が国 の現状を,第3部においては,我が国の科学技術政策の基本である 「科学技術政策大綱」に沿って推進されている科学技術施策の具体的 内容を,それぞれとりまとめている。












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