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第1部   いま,世界の中で
第1章  転換期の世界における科学技術政策
第4節  転換期における我が国の科学技術政策
4.  国際的な取り組みの重視


東西対立が解消し,経済のグローバル化が進展し,さらに,環境問題などの地球規模の諸問題の重要性が高まるという状況のもとで,多数国間の協調と協力の必要性がますます重要となっている。科学技術分野でも,地球規模の諸問題への対応,新たな課題への先進国間の協力,開発途上国,旧ソ連,中・東欧諸国との協力,国際的な協調の推進が課題となっている。他方,安全保障という共通の利害が薄れた冷戦終結後の時代において,先進国間の摩擦の増大を懸念する向きもある。

このような状況のなかで,我が国としては,先進国間の科学技術政策の調和,先進国間の国際協力への取り組み,途上国特にアジアとの協力,旧ソ連,中・東欧への対応,地球規模の諸問題への対応に従来以上に積極的に取り組むことが求められている。

また,各国において冷戦時代に東西対立に割かれていた資源を,人類共通の脅威である地球規模の問題の解決に振り向けることは,冷戦終結後の時代を生きる我々の世代の世界共通の責務であるとも考えられる。なかでも,冷戦時代において安定した成長を遂げ,世界において大きな経済的地位を占めるに至った我が国は,持てる科学技術力を最大限に活かしながら,その対策に積極的に参画していくとともに,問題解決のための研究開発に精力的に取り組んでいくことが必要である。


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