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第1部   若者と科学技術
  むすび

本白書第1部では,若者と科学技術についての関係を取り上げ,いわゆる若者の科学技術離れに対する取組みについて検討した。ここで検討した諸点については,その取組みの蓄積が社会の中で一定の規模に達しない限り,目に見えるような形で効果が上がることは期待できないと思われる。

従って,若者の科学技術離れに対する取組みは,その,影響が深刻化してから強化したのでは手遅れとなりかねず,長期的な視点に立って,今から早急に手を打っていくことが必要であろう。また,この問題に関しては,すぐに目に見えるような形で効果が上がらなくても焦ることなく,長期間にわたって戦略的かつ精力的な努力を傾けていくことが大切という点についても,十分に認識しておくことが必要であろう。

若者の科学技術離れの傾向に関する問題については,現在,科学技術会議の場で科学技術系人材確保の視点から議論が続けられているところであり,本白書は,その検討のための一素材を提供するものである。今後,同会議における審議の結果により,科学者,技術者を含む産学官の関係者の本問題に対する認識が深められるとともに,相互の十分な意思疎通を通して,できる限り早く,関係者共通の理解の下に連携して本問題に取り組んでいくようになることを期待したい。

また,このことについては,政府や科学技術関係者のみが対応すべきものとしてとらえるのではなく,国民の一人一人も例えば,身近な若者と科学技術について語り合っていくといった形で自分たちの将来に関わることとして一緒に考え,解決に取り組んでいくことが期待される。


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